災害拠点病院について

災害拠点病院とは

災害拠点病院は、地震、津波、台風等の災害発生時に災害医療を行う病院などの後方医療機関を支援する機能を有する病院で、役割としては重症・重篤な傷病者の受入および広域医療搬送の支援、局地災害時の医療救護班の派遣等が挙げられます。当院は平成9年1月に愛媛県地域災害拠点病院の指定を受けています。

災害拠点病院の指定要件

運営について

  • 24時間緊急対応し、災害発生時に被災地内の傷病者等の受入及び搬出を行うことが可能な体制を有すること
  • 災害派遣医療チーム(DMAT)を保有し、その派遣体制があること
  • ヘリコプター搬送の際には同乗する医師を派遣できることが望ましい

施設及び設備について

  • 診療機能を有する施設は耐震構造を有すること
  • 通常時の6割の程度の発電容量のある自家発電設備等を保有し、3日分程度の燃料を確保しておくこと
  • 適切な容量の受水槽の保有、停電時にも使用可能な井戸設備の整備、優先的な給水協定の締結等により災害時の診療に必要な水を確保すること
  • 衛星電話を保有し、衛星回線インターネットが利用できる環境を整備すること
  • 被災地における自己完結型の医療救護に対応できる器材を有すること
  • 食料、飲料水、医薬品等について、流通を通じて適切に供給されるまでに必要な量として、3日分程度を備蓄しておくこと
  • 原則として病院敷地内にヘリコプターの離着陸場を有すること
  • 原則としてDMATや医療チームの派遣に必要な緊急車両を有すること

「災害における医療体制の充実強化について」平成24年3月21日付厚生労働省医政局発出より抜粋