腎盂がん、尿管がん

腎盂がん、尿管がんとは

腎臓で作った尿を膀胱まで運ぶ管を尿管といいます。そのうち腎臓に近い部分を腎盂と言います。腎盂、尿管の内面(粘膜)から発生する悪性腫瘍が腎盂がん、尿管がんです。

タバコは重大な危険因子です。

膀胱がんが同時に見つかることもあります。

症状

血尿が一番多い初発症状です。腰痛が出ることもあります。

診断

尿と一緒に出てくる細胞に悪性なものが無いか調べます。

造影剤を使った尿路造影検査、CTなどで診断がつきます。

治療法

転移が無ければ、腎臓ごと尿管を全部取るのが基本です(腎尿管全摘)

最近は腹腔鏡で取ることが多くなっています。

病気の具合により抗がん剤を術前後に投与することがあります。

術後は膀胱再発の危険があるので定期的に膀胱鏡検査をします。