内分泌内科・糖尿病内科

1.研修・認定施設

  • 日本糖尿病学会認定教育施設
  • 日本内分泌学会内分泌代謝科専門医認定教育施設
  • 日本甲状腺学会認定専門医施設

2.スタッフ紹介

内分泌内科長兼糖尿病内科長 宮内 省蔵(みやうち しょうぞう)

資格・認定 日本糖尿病学会専門医・研修指導医
日本内分泌学会専門医・指導医・四国地区評議員・全国評議員
日本甲状腺学会専門医・全国評議員
日本内科学会認定内科医・指導医
主な専門領域 糖尿病、甲状腺、内分泌、代謝
主な所属学会 日本内科学会
日本糖尿病学会
日本甲状腺学会
日本内分泌学会
日本超音波医学会
ドクターから一言 当科に望まれる役割を果たし、地域医療に貢献したいと思います。
後輩医師へは、わかりやすく、レベルアップにつながる指導を心がけています。

内分泌内科医員 宮﨑 万純(みやざき ますみ)

資格・認定
主な専門領域
主な所属学会
ドクターから一言

3.診療の総括

当院の糖尿病診療は、循環器内科、眼科、泌尿器科、整形外科、脳神経外科、皮膚科、歯科など関連各科と連携し、総合的診療を行っています。また、糖尿病の専門知識を有する看護師、薬剤師、栄養士、理学療法士などのコメディカルスタッフとチームをつくり、専門的で高度なケアを行っています。愛媛県および高知県の西南地域における医療情勢の変化にともない、当科が担当すべき地域が拡大しています。あわせて高齢者、進行した合併症を有する症例、急性合併症の症例、他疾患の専門的治療に随伴する糖尿病症例など専門医でないと対応が困難な症例が増加しています。関連他科の先生方、コメディカルスタッフの方々の多大なご支援とご協力がなければ成り立たないということを日々実感しています。

地域住民への啓蒙のため、コメディカルスタッフとともにさまざまなイベントを行っています。昼間の糖尿病教室、夜間糖尿病教室は好評をいただいています。また、今回で第8回目となる11月14日の世界糖尿病デーには、全国各地のイベントとタイアップし、ブルーライトアップイベントを行い多数の参加者がありました。今後もさらに地域住民への啓蒙活動を継続していきたいです。

内分泌診療は、甲状腺疾患をはじめ、下垂体、副腎疾患などを幅広く診療しています。内分泌疾患は比較的稀ですが、特に頻度の多い内分泌疾患に注目し、積極的に拾いあげていく方針をとり診療実績は増加しています。院内や地域の医師に認知していただき、効率的な診療ネットワークを形成することができています。また、原発性アルドステロン症の全国規模臨床研究対象施設に選定され、エビデンス構築に貢献しています。内分泌疾患の診療対象地域は着実に拡大しており、当科で扱う内分泌症例数は着実に増加しています。したがって、研修医が担当する症例も増加しており、初期研修医にとって魅力ある施設であると考えています。

当科の常勤医師数は2名と少ないですが、診療実績をさらに伸ばすことができたと考えています。また、若手医師の育成にも積極的に取り組んでおり、当科の魅力を伝えることができていると考えます。臨床業務にとどまらず、学術的な活動も積極的に行っており、治験、大規模臨床研究に参加し一定の評価をいただいています。今後さらにレベルアップを目指したいです。これからも愛媛県の医療レベルの向上にも引き続き貢献したいと考えています。

4.診療実績

糖尿病

入院

糖尿病患者数(他科共診は除く) 190例
1型糖尿病 22例
2型糖尿病 162例
妊娠糖尿病 0例
その他特定の機序、疾患によるもの 6例
糖尿病ケトアシドーシス 15例
高血糖性高浸透圧症候群 5例
低血糖昏睡  7例

外来

妊娠糖尿病 31例
インスリン導入(新規) 28例
インスリン変更指導 0例
生活指導 183例
フットケア指導 21例
持続血糖モニタリング(CGM) 8例
昼間糖尿病教室参加者 911人
夜間糖尿病教室参加者 53人
日本糖尿病療養指導士 9人
愛媛糖尿病療養指導士 17人

甲状腺・内分泌

主な内分泌疾患入院患者数

下垂体機能低下症 1例
先端巨大症 1例
SIADH 3例
バセドウ病 20例
慢性甲状腺炎 3例
甲状腺癌 1例
原発性副甲状腺機能亢進症 1例
特発性副甲状腺機能低下症 1例
原発性アルドステロン症(含疑い) 55例
副腎不全 26例
褐色細胞腫 2例
電解質異常 11例
内分泌負荷試験 145例
副腎静脈サンプリング 21例

外来初診患者数

バセドウ病 41例
慢性甲状腺炎 52例
亜急性甲状腺炎 3例
無痛性甲状腺炎 7例
甲状腺超音波検査 740例
エコーガイド下細胞診 238例
内分泌負荷試験 2例

内分泌疾患手術紹介数

バセドウ病 3例
悪性甲状腺腫 6例
結節性甲状腺腫 3例
副甲状腺腫 1例
副腎腫瘍 5例

5.後期研修医紹介

糖尿病内科・内分泌内科 後期研修医紹介はこちら

▼医療関係者向け情報▼

6.学術的業績(2016年1月1日~12月31日)

1)論文報告

  1. Teruki Miyake, Bunzo Matsuura, Shinya Furukawa, Yasuhiko Todo, Shin Yamamoto, Osamu Yoshida, Yusuke Imai, Takao Watanabe, Yasunori Yamamoto, Masashi Hirooka, Yoshio Tokumoto, Teru Kumagi, Masanori Abe, Hitotaka Seike, Shozo Miyauchi and Yoichi Hiasa:
    Hyperthyroidism Improves the Pathological Condition of Nonalcoholic Steatohepatitis: A Case of Nonalcoholic Steatohepatitis with Graves’ disease.
    Internal Medicine 55:2019-2023, 2016 DOI: 10.2169/internalmedicine.55.664.
  2. 藤井文子、山崎幸、岡崎真由美、西本幸恵、上崎禎子、藤田聖人、松本源吾、江口透、宮内省蔵:
    病院・地域・患者会・糖尿病チームで取り組むクオリティーインディケーター(QI)上昇への効果.
    全国自治体病院協議会雑誌 2016;55:623-628.

2)学会発表

(総会)

第19回日本病態栄養学会年次学術集会(1月9-10日、横浜)

男性2型糖尿病患者における血清テストステロンと血清亜鉛に関する検討
江口透、寺田亜希、中川初美、宮﨑万純、宮内省蔵、杉本みき、押谷弘子、岡崎真由美、宇都宮佳那、山崎幸、藤井文子

第89回日本内分泌学会学術総会(4月21-23日、京都)

  1. 飲酒量別にみた脂肪肝が耐糖能異常発症に及ぼす影響の検討
    三宅映己、神崎さやか、山本晋、古川信哉、宮内省蔵、南尚佳、酒井武則、谷口嘉康、松浦文三、日浅陽一
  2. 血清クレアチニン値は耐糖能異常発症の予測因子である
    出口晶子、三宅映己、神崎さやか、山本晋、古川慎哉、宮内省蔵、南尚佳、谷口嘉康、松浦文三、日浅陽一

第18回日本骨粗鬆症学会(10月6-8日、仙台)

閉経後女性の2型糖尿病患者におけるデノスマブの有効性について
江口透、大田俊一郎、橋川和弘、渡邊哲也、原田岳、山下彰久、白澤建蔵、宮﨑万純、宮内省蔵

第3回日本糖尿病医療学学会(10月8-9日、京都)

聾唖のある糖尿病患者と家族への関わりによる、医療スタッフの意識変化
池田光子、宮内省蔵、宮﨑マコ、宮﨑万純、福島妙子、黒田京子、松直子、松本亜美、鹿島澄佳、細川寿美、田中かおる

(地方会)

第16回日本内分泌学会四国支部学術集会(9月3日、東温)

  1. 副腎区域支静脈サンプリングが治療方針決定に有用であった、両側副腎腫瘍に合併した原発性アルドステロン症の1例
    宮内省蔵、宮﨑万純、岩村卓明、福井聡、岡明博
  2. デスモプレシン点鼻薬から経口薬に切り替えることで良好なコントロールが得られた軽度精神遅滞を合併した中枢性尿崩症の一例
    洲之内尭、仙波英徳、三宅映己、山本晋、古川慎哉、宮内省蔵、南尚佳、日浅陽一、松浦文三
  3. 2型糖尿病患者における細小血管障害と夜間尿の関連性に関する他施設共同疫学研究:道後STUDY
    古川慎哉、南尚佳、酒井武則、新谷哲司、宮岡弘明、三宅映己、山本晋、田中景子、上田晃久、仙波英徳、鳥巣真幹、宮内省蔵、三宅吉博、日浅陽一、松浦文三

第26回日本超音波医学会四国地方会学術集会(10月8日、東温)

非典型的な超音波像を呈し鑑別に苦慮した甲状腺未分化癌の1例
宮﨑万純、宮内省蔵、橋本悠、花山雅一、兼光梢、忽那茂、田中孝明、木阪吉保、長谷部昌、岡本傳男

日本糖尿病学会中国四国地方会第54回総会(11月11-12日、高知)

GLP-1受容体作動薬の使用経験と臨床課題について
江口透、大田俊一郎、宮﨑万純、宮内省蔵

第115回日本内科学会四国地方会(11月27日、松山)

血糖コントロール不良であった認知症患者にデュラグルチドが著効した1例
近藤史和、宮﨑万純、宮内省蔵

(研究会)

第21回南予糖尿病研究会(4月28日、宇和島)

CGMから見える患者の病態と治療
宮﨑万純

第145回愛媛糖尿病同好会(7月29日、松山)

当科1型糖尿病患者の骨粗鬆症に関する臨床的検討
宮内省蔵

宇和島医師会学術講演会(7月29日、宇和島)

当院における糖尿病治療の現状
宮﨑万純

愛媛内分泌学術講演会(9月2日、松山)

宇和島における内分泌診療地域連携のとりくみ
宮内省蔵

宇和島医師会学術講演会(10月28日、宇和島)

当院での糖尿病治療薬の使用経験について
宮﨑万純

3)座長

第21回南予糖尿病研究会(4月28日、宇和島)

宮内省蔵:特別講演「One size fits allからOnly for oneの時代へ ~薬剤選択基準に患者評価を~」
奈良県立医科大学 糖尿病学講座 教授 石井均

第145回愛媛糖尿病同好会(7月29日、松山)

宮内省蔵:特別講演「糖尿病合併症から見た骨粗鬆症」
島根大学医学部 内科学講座 内科学第一 杉本利嗣

第16回日本内分泌学会四国支部学術集会(9月3日、東温)

宮内省蔵:セッション1:下垂体1

宇和島医師会学術講演会(10月28日、宇和島)

宮内省蔵:特別講演「糖尿病患者さんの'こころ’を動かす治療を目指して!」
松山市民病院 内科(糖尿病・内分泌) 部長 新谷哲司

宇和島医師会学術講演会(11月25日、宇和島)

宮内省蔵:特別講演「グルカゴンの視点から糖尿病治療を考える」
群馬大学 生体調節研究所 教授、兼生活習慣病解析センター長 北村忠弘

4)講演・講義他

宇和島市薬剤師研修会(2月25日、宇和島)

宮内省蔵:当科におけるSGLT2阻害薬投与に関する考え方と投与症例の実際

宇和島市薬剤師研修会(5月24日、宇和島)

宮内省蔵:甲状腺疾患をめぐる最近の話題

南海放送ラジオ ラジオ糖尿病セミナー(7月7日、松山)

宮内省蔵:肥満と糖尿病