皮膚科、形成外科

1.研修・認定施設

  • 日本皮膚科学会専門医研修施設
  • 日本形成外科学会教育関連施設

2.スタッフ紹介

皮膚科

皮膚科科長 藥師寺 直喜(やくしじ なおき)

資格・認定 日本皮膚科学会専門医
主な専門領域 皮膚科領域全般
ドクターから一言 四国西南地域における皮膚科医療の向上に努めたいと思います。

皮膚科医員 林 真衣子(はやし まいこ)

資格・認定  
主な専門領域 皮膚科一般
主な所属学会 日本皮膚科学会
日本アレルギー学会
ドクターから一言 地域のみなさまのお役に立てるよう頑張ります。

形成外科

形成外科医長 眞田 紗代子(さなだ さよこ)

資格・認定 日本形成外科学会 専門医
主な専門領域 形成外科一般
主な所属学会 日本形成外科学会
日本創傷外科学会
日本頭蓋顎顔面外科学会
日本血管腫血管奇形学会
ドクターから一言 安心でより良い医療が提供できるように真摯に診療に取り組みます。

形成外科医員 浅野 遥奈(あさの はるな)

資格・認定  
主な専門領域  
主な所属学会 日本形成外科学会
日本創傷外科学会
日本血管腫血管奇形学会
ドクターから一言 よろしくお願いします。

3.診療の総括

2021年は、2020年と同様に藥師寺・村上の2人体制で診療、on call当番に従事しました。

また2021年も宇和島市立津島病院の要請で、村上が月2回水曜日午後に派遣され、同院入院患者の褥瘡診療支援に従事しました。

愛媛大学医学部皮膚科学教室から毎週金曜日に皮膚科診療のため、2021年は3月末まで土居千晃医師が、4月から桑折信重医師が派遣され、形成外科応援医師もほぼ毎週火曜日に1名ずつ派遣され、2021年は愛媛大学医学部附属病院形成外科から森秀樹医師、川野貴大医師が形成外科診療・手術に従事しました。

2021年の入院患者総数は、皮膚科・形成外科の2科合わせてのべ108人で、2020年の年頭から始まった世界的なコロナ禍が2021年も引き続き影を落として外来患者数の減少が続いたため、前年の138人から30人減少しました。

2003年を皮切りに当院で毎年経験している日本紅斑熱の症例は、2021年は4例でいずれも入院(皮膚科1例、内科3例)し、うち内科の1例は死亡して、当院2例目の死亡例となりました。2003年から2021年までの当院における日本紅斑熱症例の総数は87例となりました。

2021年に当科及び当院救急外来を受診したマダニ刺咬症(tick bite)の件数はカルテベースでのべ49件で、2019年の121件、2020年の76件に比していっそう減少しましたが、これはコロナ禍における病院受診控えが引き続き影響しているのではないかと思われます。

4.診療実績

2021年の入院患者総数:108人

平均在院日数 14.2日

帯状疱疹 21人 平均在院日数 8.0日
汎発性帯状疱疹 2人 平均在院日数 9.0日
成人水痘 1人 平均在院日数 8.0日
急性びまん性深在性膿皮症 26人 平均在院日数 13.6日
落葉状天疱瘡 1人 平均在院日数 31.0日
水疱性類天疱瘡 4人 平均在院日数 33.3日
重症薬疹・中毒疹・紅皮症・紅斑症 7人 平均在院日数 15.4日
アナフィラキシーショック・蕁麻疹 2人 平均在院日数 3.0日
広汎性円形脱毛症 1人 平均在院日数 4.0日
日本紅斑熱 1人 平均在院日数 9.0日
熱傷 8人 平均在院日数 23.9日
外傷 1人 平均在院日数 8.0日
皮膚良性腫瘍 12人 平均在院日数 7.9日
皮膚悪性腫瘍 6人 平均在院日数 19.0日
糖尿病性壊疽・虚血性壊疽 2人 平均在院日数 39.5日
ガス壊疽 1人 平均在院日数 96.0日
褥瘡性潰瘍・慢性皮膚潰瘍 5人 平均在院日数 11.8日
先天奇形 2人 平均在院日数 3.0日
腋臭症 1人 平均在院日数 10.0日

2021年の手術件数:440件

全麻手術 20件
腰麻手術 9件
局麻手術 411件(皮膚生検は含まず)
▼医療関係者向け情報▼

5.学術的業績(2021年1月1日~12月31日)

1)学会発表

(地方会)

日本皮膚科学会愛媛地方会第72回学術大会(3月27日、松山・Web)

2回目の薬剤リンパ球刺激試験(DLST)が被疑薬同定に有用であったアメナリーフ®錠による多形紅斑型薬疹の1例(第2報)

藥師寺直喜

日本皮膚科学会愛媛地方会第73回学術大会(11月6日、松山・Web)

新型コロナウイルスワクチン接種後に全身性の皮膚副反応を呈した1例

藥師寺直喜

2)座長

日本皮膚科学会愛媛地方会第72回学術大会(3月27日、松山・Web)

藥師寺直喜:一般演題1~4

第46回愛媛形成外科研修会(6月12日、Web)

村上達郎:SectionⅠ(演題1~6)

日本皮膚科学会愛媛地方会第73回学術大会(11月6日、松山・Web)

藥師寺直喜:一般演題1~4

3)講演・講義他

EHIME Psoriasis Round-table Meeting 2021(EPRM2021)(8月18日、松山→Web)

藥師寺直喜:パネリスト