皮膚科・形成外科

1.スタッフ紹介

科長 薬師寺 直喜(やくしじ なおき)

資格・認定 日本皮膚科学会専門医
主な専門領域 皮膚科領域全般
主な所属学会 日本皮膚科学会
日本感染症学会
日本衛生動物学会西日本支部
日本リケッチア症臨床研究会
ドクターから一言 四国西南地域における皮膚科医療の向上に努めたいと思います。

科長 野澤 竜太(のざわ りょうた)

資格・認定 日本形成外科学会専門医
主な専門領域 熱傷、皮膚腫瘍
主な所属学会 日本形成外科学会、日本美容外科学会
ドクターから一言 やけど、皮膚のできものなど、ご相談下さい。

2.診療の総括

2017年4月よりいよいよ始まることになっている新専門医制度に対応するべく、当院において皮膚科の外科部門という色合いの強かった形成外科が、2015年4月1日より単独の診療科として正式に独立・新設され、皮膚科副科長であった野澤は、形成外科長を同日付で拝命しました。しかしながら常勤医の増員があるわけでもなく、前年に引き続いて上記の2人体制で診療、on call当番に従事することに変わりはありませんでした。

愛媛大学医学部皮膚科学教室から前年と変わらず週1回皮膚科診療のため、2015年3月末まで海藤美奈子医師が、4月より八束和樹医師が派遣されました。

医局員不足により2014年4月以降途絶えていた形成外科応援医師の派遣が2015年4月から復活し、月2回手術応援のために村上達郎医師が派遣され、広範囲熱傷等のより多くのマンパワーが必要な手術が予定された際には、臨時で派遣医師の増員もありました。

また野澤は前年に引き続き、宇和島市立津島病院に第1・3・5水曜日午後に派遣され、同院入院患者の褥瘡診療支援に従事しました。

2014年の入院患者総数は2科合わせてのべ225人と昨年とほぼ同数でしたが、内訳に変化がありました。帯状疱疹は昨年より半減しましたが、皮膚腫瘍がその減少分を補う増加をみせました。

2003年を皮切りに当院で毎年経験している日本紅斑熱の症例は、2014年は4例経験し全例が入院(皮膚科2例、内科2例)しました。2003年から2015年までの当院における日本紅斑熱症例の総数は63例となりました。

2015年に当科及び当院救急外来を受診したマダニ刺咬症(tick bite)の件数はカルテベースでのべ82件で、2013年の117件、2014年の161件に比して著明に減少しました。2014年は愛媛県で8例の報告があった重症熱性血小板減少症候群(SFTS)が、2015年は不思議と0件でしたが、マダニ刺咬症の著減と何らかの関連があるのかもしれません。

3.診療実績

2015年の入院患者総数:225人

帯状疱疹 33人 平均在院日数 8.1日
アトピー性皮膚炎 1人 平均在院日数 8.0日
重症接触皮膚炎 2人 平均在院日数 7.5日
関節症性乾癬 1人 平均在院日数 16.0日
水疱性類天疱瘡 1人 平均在院日数  3.0日
急性びまん性深在性膿皮症 20人 平均在院日数 9.8日
重症薬疹・中毒疹・紅皮症 8人 平均在院日数 18.1日
アナフィラキシーショック・蕁麻疹 8人 平均在院日数 10.6日
日本紅斑熱 2人 平均在院日数 11.0日
広汎性円形脱毛症 3人 平均在院日数 4.0日
熱傷 18人 平均在院日数 39.0日
皮膚良性腫瘍 66人 平均在院日数 7.5日
皮膚悪性腫瘍 42人 平均在院日数 16.5日
外傷 3人 平均在院日数 4.0日
褥瘡性潰瘍・慢性皮膚潰瘍 7人 平均在院日数 13.3日
先天奇形 3人 平均在院日数 3.3日
ケロイド・瘢痕拘縮 3人 平均在院日数 3.7日
腋臭症 1人 平均在院日数 10.0日
眼瞼下垂 1人 平均在院日数 12.0日

2015年の手術件数:424件

全麻手術 11件
腰麻手術 3件
局麻手術 410件(皮膚生検を含まず)
▼医療関係者向け情報▼

4.学術的業績(2015年1月1日~12月31日)

1)論文報告

馬原文彦、山藤栄一郎、坂部茂俊、森田裕司、新原寛之、開原正展、藥師寺直喜、船戸豊彦、和田正文、寺﨑健治朗、山口直喜:

日本紅斑熱の臨床所見に関する発生地域別多施設調査.

感染症学雑誌 2015;89(4):490-492.

2)学会発表

(地方会)

日本皮膚科学会愛媛地方会第61回学術大会(3月21日、松山)

アシクロビルによる多形紅斑型薬疹の1例

藥師寺直喜、野澤竜太、難波千佳

第70回中国四国形成外科学会学術集会(9月13日、松山)

イミキモドクリームを用いた日光角化症の治療経験

野澤竜太

日本皮膚科学会愛媛地方会第62回学術大会(10月3日、松山)

入院中に原因が特定できず、再燃により判明した総合感冒剤による薬疹の1例

藥師寺直喜、野澤竜太

(研究会)

第7回日本リケッチア症臨床研究会(1月10-11日、大津)

デング熱の1例

藥師寺直喜、中村真幸

3)座長

第7回日本リケッチア症臨床研究会(1月10-11日、大津)

藥師寺直喜: 一般演題(節足動物媒介性疾患、その他)