腎細胞がん

腎細胞がんとは

腎臓は上腹部の背中がわにある臓器です。左右2個あり、握りこぶし大の大きさです。

尿を作っています。腎の実質から発生した悪性腫瘍が腎細胞がんです。

症状

早期に症状はありません。検診や他の病気の検査のため超音波検査、CTを受けた際に偶然見つかることが多いです。

病気が進行すると、血尿がでたり、上腹部に腫瘤を触知することで見つかることがあります。

診断

CTでほとんど診断がつきます。MRIが必要なこともあります。

病気の進み具合を見るために骨シンチを撮る事があります。

あまり痛い検査はありません。

治療法

手術で腫瘍を取り除くことが第一です。

元々内科的な腎臓病さえなければ、腎臓を一個取っても腎不全になることはありませんし、日常生活に制限もありません。

開腹する方法、腹腔鏡で取る方法、腎臓ごと取ってしまう方法、腫瘍だけ切除する方法など患者様の状態、腫瘍の大きさなどにより決定します。

放射線治療、抗がん剤は効果がありません。

転移がある場合でも、できるだけ腫瘍を切除することを考えます。

補助療法として免疫療法があります。(インターフェロン、インターロイキンⅡ)

近々、分子標的薬という新しい薬が使えるようになる予定です。