病院紹介

当院は愛媛県南予(南部)に立地しており、宇和島医療圏における中核病院として位置付けられています。また「南予救命救急センター」を併設していることから、当院が属する「宇和島医療圏」をはじめ、同県の「八幡浜・大洲医療圏」や高知県の「幡多医療圏」の一部からも救急患者が搬送されるため、研修医は豊富な臨床経験を積むことが出来ます。

現施設は平成21年9月に全館完成(本館は20年10月完成)し、患者様にとっては快適な療養環境の中で過ごせるようになり、医師や看護師等にとっては高度医療を提供できる環境が更に充実されました。災害拠点病院としての役割も十分果たせるよう免震構造を採用したほか、屋上にはヘリポートも設置しました。さらに新たな取り組みとして、平成27年度より地域連携システム“きさいやネット”の運用を開始しており、地域の医療機関との連携強化を図っています。

当院は、現在35科の診療科を標榜していますが、医局が一つであることから診療科間の垣根は低く、結果として患者様を中心とした円滑な診療連携が図れています。

2022年度は1年次7名(協力型5名含む)と2年次4名を合わせて11名が、指導医や上級医の指導のもと研修に臨んでいます。内科研修は、消化器内科、循環器内科、血液内科、糖尿病内分泌内科をローテートしながら、専門領域特有の疾患を経験します。救急部門研修における救急疾患は、当番制の日勤救急、及びシフト制の夜間救急で一次から三次救急まで相当数(救急外来患者 約9,200人/年)の経験ができます。また、当院は内科、外科、小児科、産婦人科に加え麻酔科も必修科としており、幅広く学ぶ事ができます。

当院独自の研修としては、ネイティブスピーカー講師による定期的な英会話教室を実施しています。さらに、宇和島市の姉妹都市であるホノルル市との国際交流事業として、ハワイ大学医学部(John A. Burns School of Medicine)と提携し、Honolulu and Uwajima medical Learning Alliance プログラム(HULAワークショップ)として2020年2月に2年目の基幹型研修医全員を約半月間ホノルルに派遣しました。研修内容としては、救急医療シミュレーショントレーニング、医療倫理、教育方法などの研修と、ハワイ大学の学生・医師との交流も行いました。COVID-19感染拡大が終息すれば定期開催していく予定です。

自分の希望する専門領域に特化することは大事なことです。しかし、専門領域に進んだのちも患者さんを全身的に診ることができる医師(サブスペシャリティーを持つジェネラリスト)を育てたいと考えています。患者さんに最新・最適の医療を提供・提案することは当然ですが、精神的にも安心・満足していただけることが重要です。私たちは、医療人としてさらには人間として成熟できるように日夜研鑽を積んでおります。研修医の皆さん、幕末の政局にも多大な影響を与えた歴史情緒あふれる宇和島市にある当院で研修をはじめてみませんか。

病院外観(北面)の写真
病院外観(北面)
病院外観(南面)の写真
病院外観(南面)
エントランスホールの写真
エントランスホール
総合案内~ホスピタルプロムナードの写真
総合案内~ホスピタルプロムナード
リハビリテーション庭園(病院4階)の写真
リハビリテーション庭園(病院4階)
ヘリポート(病院屋上)の写真
ヘリポート(病院屋上)

病院概要

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