市立宇和島病院から地域のみなさまへ

2020年7月22日(水曜日) 新型コロナウイルスに関するお知らせ 

新型コロナウイルス感染症拡大の経過と今後の感染防止対策について(注意喚起)

 

 日本国内では、令和2年1月16日に新型コロナウイルス感染症の初の感染者が確認されて以降、3月下旬から第一波の感染拡大があり、感染拡大防止のための国の緊急事態宣言を踏まえ、全国的なウイルス封じ込めの努力によって、県内では6月18日に愛媛県知事より、コロナウイルスの新たな感染拡大がみられないため、「感染警戒期」から感染予防と社会経済活動のバランスを図る「感染縮小期」に移行するとの発表がありました。

 その後、国内各地で散発的な小規模集団感染(クラスター)や、都市部を中心とした感染拡大の傾向が見られていますが、感染予防に有効なワクチンや、確実に治療できるような特効薬ができておらず、今後も国民全体が油断することなく、継続してマスク着用や手指消毒など、感染予防を徹底していく必要があります。

第2種感染症指定医療機関としての責務を担い、新型コロナウイルスと闘っています

                       宇和島市病院局 病院事業管理者 市川 幹郎

 

 市立宇和島病院は、県内に12か所ある愛媛県指定の第2種感染症指定医療機関となっており、陰圧機能を有した病床を有しており、県の要請に従いPCR検査用の検体を採取したり、感染患者を受け入れながら、本院が従来から有する救急医療の機能なども安全に確保しつつ、万全を期して地域医療を守ってまいりました。

 感染者をお引き受けしたことにより、風評被害などのリスクを背負うことも危惧しましたが、何より患者様とこの地域の医療を守るため、感染管理や病棟管理を行う医療従事者を中心に、関係スタッフ全員が一丸となって感染防止に万全を期して対応してまいりました。

 これまで、愛媛県知事や宇和島市長をはじめ、多くの方から医療従事者やその家族に対し、慰労・激励のお言葉や、誹謗中傷などの差別をしないようにとの発信もしていただいております。医療現場では、厳しい環境の中、ぎりぎりの精神状況で懸命にウイルスと闘っています。そういった現場の懸命な思いをぜひ汲み取っていただき、今後も温かく見守っていただきたいと思います。

病院に来ることを怖がらないでください                                      

                      市立宇和島病院 院長 梶原 伸介

 

 新型コロナウイルス感染症の感染防止対策において、当院では、職員全員が気持ちを一つにし、感染防止を徹底した結果、これまで院内感染は発生していません。また、通常診療と感染症対応は、出入口や病棟を分離しており、職員の感染対策にも万全を期しております。

 これまで報道等で報告された他の病院でのクラスターは、そのほとんどが病院の感染病棟からの感染ではなく、院外から持ち込まれたケースです。

 当院では、そうした情報をもとに、面会の制限や待合場所でのスペースの確保、感染者の受入体制など、必要な対策を全国や県下の感染状況等に合わせて実施しております。

 皆様へ当院からのお願いです。新型コロナウイルス感染症は、確かに命にかかわる怖い病気です。しかし、怖い病気はコロナだけではありません。当院では、無理して受診を控えたために病気が進行してしまうようなことも恐れています。今後、この新型コロナウイルス感染症の流行は長期化すると思われますが、当院を受診するか悩まれている方は、どうぞ安心して当院をご利用ください。

 併せて、全国的に病院や医療従事者に対する誹謗中傷や風評被害も報告されていますが、当院も含めた県下の医療機関では、必死に地域医療、救急医療を守りながらウイルスと闘っています。どうか正しい情報による冷静なご対応をお願いいたします。