リハビリテーション科

1.研修・認定施設

  • 運動器リハビリテーションⅠ
  • 脳血管疾患等リハビリテーションⅠ
  • 呼吸器リハビリテーションⅠ
  • 心大血管疾患リハビリテーション
  • がん患者リハビリテーション

2.スタッフ(2019年12月31日現在)

科長 鶴岡 裕昭(副院長兼診療部長兼整形外科主任科長)
理学療法士 10名
作業療法士 3名
言語聴覚士 2名
物理療法助手 2名
受付 1名

主たる有資格者

呼吸療法認定士 西本 和弘、橋本 良平
心臓リハビリテーション上級指導士 中屋 雄太
愛媛県糖尿病療養指導士 松本 源吾、佐藤 陽子
介護支援専門員 西本 和弘、佐藤 陽子、引野 敦子
福祉住環コーディネーター2級 西本 和弘、中屋 雄太、福本 圭司、浦瀬 康太
AKA博田法指導者 西本 和弘
認定作業療法士 浦瀬 康太
認定理学療法士 山田 弘樹

3.診療の総括

当科では、昨年ほぼ全ての診療科より処方を受けることにいたしました。それに合わせ、処方いただく診療科の医師・看護師と定期的にカンファレンスを行う環境を作りました。

リハビリテーション総合計画評価料の算定は停止し、リハビリテーション実施計画書の作成と医師によるリハビリテーション必要性の説明およびご本人・家族の同意を明確にすることといたしました。

次年に向けては、こうしたシステムの維持さらに患者様の機能改善のための多職種との情報交換を密に進めていければと考えております。

4.診療の実績

2019年 処方数

理学療法

整形外科

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
上肢骨折 2 2 1 0 0 0 0 0 1 0 0 1 7
下肢骨折 23 20 24 22 19 21 18 15 22 33 20 26 263
変形性関節症 10 10 3 4 5 8 11 12 11 10 14 5 103
脊椎疾患 9 4 11 9 7 5 9 12 8 8 13 7 102
頸髄・脊髄損傷 2 7 5 5 5 4 4 1 4 3 5 3 48
その他 13 11 14 6 12 12 19 20 12 9 9 9 146

脳外科

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
CVA 9 26 22 21 35 30 24 20 19 38 34 20 298
その他 0 0 0 2 1 0 0 0 0 0 0 0 3

他科

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
CVA 13 15 16 15 19 13 19 16 11 16 21 4 178
リンパ浮腫 0 0 3 0 1 1 0 1 3 1 1 0 11
廃用症候群 42 36 29 35 39 51 58 55 52 43 40 51 531
呼吸器疾患 11 7 15 12 15 15 17 9 16 18 12 8 155
運動器不安定症 1 2 6 0 0 0 2 1 0 0 0 0 12
変形性関節症 0 4 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 5
その他 7 6 12 11 4 5 3 3 8 3 4 3 69
心疾患 46 36 37 42 42 36 40 33 37 31 42 41 463
がん患者 28 20 16 18 18 23 27 21 25 23 16 26 261

作業療法

整形外科

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
上肢骨折 27 9 8 18 13 12 12 18 12 14 8 13 164
下肢骨折 0 0 0 0 0 2 0 0 0 0 0 1 3
変形性関節症 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 0 3
脊椎疾患 2 0 2 0 1 1 0 1 3 1 0 0 11
頸髄・脊髄損傷 1 2 5 2 6 3 3 1 3 4 5 3 38
その他 2 6 5 10 13 3 9 12 13 10 5 7 105

脳外科

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
CVA 15 30 21 22 32 29 23 21 19 36 32 21 301
その他 0 0 0 2 0 0 0 0 0 0 1 0 3

他科

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
CVA 7 9 12 8 7 5 6 8 2 10 4 1 79
リンパ浮腫 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1
廃用症候群 1 2 1 2 0 0 1 4 1 5 2 1 20
呼吸器疾患 1 0 1 2 2 0 1 2 2 1 0 0 12
運動器不安定症 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 0 0 2
変形性関節症 0 0 0 0 0 0 0 1 0 0 0 0 1
その他 2 0 0 0 0 1 2 1 1 0 1 0 8

言語療法

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
脳外科CVA 12 10 12 8 17 15 13 8 11 18 28 9 161
内科CVA 6 6 5 4 10 4 5 7 3 6 6 3 65
摂食機能 6 9 5 6 9 6 6 10 9 5 6 6 83
がん 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 1

実施延人数

理学療法

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
脳血管Ⅰ 630 493 568 733 870 723 679 522 430 585 675 628 7,536
運動器Ⅰ 690 842 788 753 639 615 777 893 897 780 795 676 9,145
呼吸Ⅰ 142 163 180 166 131 175 186 126 103 161 149 210 1,892
心疾患 499 454 398 501 460 501 473 441 493 494 405 527 5,646
廃用 319 407 333 351 355 404 541 455 432 600 467 423 5,087
がん患者 209 213 230 196 160 132 240 195 141 157 155 123 2,151

作業療法

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
脳血管Ⅰ 499 447 485 435 609 504 472 364 321 454 480 346 5,416
運動器Ⅰ 343 371 383 336 374 375 384 422 415 462 297 331 4,493
呼吸 19 0 9 20 5 19 3 3 12 7 0 0 97
廃用 12 13 34 11 8 0 16 10 0 17 1 17 139

言語療法

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
脳血管Ⅰ 218 189 163 167 225 209 215 150 163 190 170 164 2,223
摂食機能 47 51 53 44 58 48 39 73 52 88 90 59 702
がん患者 15 14 38 44 19 22 40 13 0 0 0 0 205

実施単位数

理学療法

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
脳血管Ⅰ 839 628 715 894 1,026 856 826 665 544 734 808 733 9,268
運動器Ⅰ 1,052 1,246 1,147 986 906 929 1,170 1,387 1,343 1,142 1,124 930 13,362
呼吸 162 205 222 183 153 189 201 144 117 169 159 244 2,148
心疾患 625 553 511 589 516 558 582 513 573 584 473 591 6,668
廃用 364 468 374 381 387 449 602 530 488 671 533 450 5,697
がん患者 264 264 283 284 247 219 350 286 211 246 205 174 3,033

作業療法

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
脳血管Ⅰ 659 594 624 558 722 648 645 486 441 579 628 415 6,999
運動器Ⅰ 402 432 424 412 430 467 538 569 537 526 345 390 5,472
呼吸 19 0 16 32 9 23 3 4 12 8 0 0 126
廃用 14 17 43 14 8 0 21 16 0 22 1 17 173

言語療法

  1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 合計
脳血管Ⅰ 249 228 187 203 252 249 267 183 218 218 199 188 2,641
摂食機能 47 51 53 44 58 48 39 73 52 88 90 59 702
がん患者 16 21 59 67 20 25 44 20 0 0 0 0 272

5.理学療法

理学療法(Physical Therapy;PT)とは病気・ケガなどによって身体が不自由となった人々に対して、身体と心の両面から機能回復・維持をはかる医療の一つです。

実際には各個人の状態を調べて、身体機能・心理面・リスクなどをつかみ、適切な治療方法・目標を設定し治療を進めます。

こうした理学療法は専門の理学療法士(Physical Therapist;PT)によって行われています。

治療内容には運動療法・物理療法・日常生活動作訓練などがあります。

運動療法室の写真

運動療法室

リハビリテーション庭園の写真

リハビリテーション庭園

6.作業療法

作業療法では、実際の日常生活全般において必要とされる能力の再獲得を目標に、失われた各機能、能力の評価を行い、機能訓練や作業活動を媒介とした治療などの提供、代償動作の開発・指導や日常生活動作訓練・指導を行っています。

さらに、病前の生活に近い状態を取り戻すために、必要に応じて自助具の開発や紹介、家庭復帰に必要な情報の提供等も行っています。

当院のリハビリテーションにおいては、家庭以外の転出先としてリハビリテーション病院、老人保健施設などがあり、それぞれの転出先にあわせた当院での目標を設定し、転出先でのリハビリテーションが円滑に行われるよう治療を展開していくことにも努めています。

また、新たな試みとして新病院に移転してからは、有効活用できるスペースが設けられたこともあり、作業活動等で入院されている患者様と一緒に作成した作品の展示を季節に合わせて行っています。

作業療法室の写真

作業療法室

7.言語療法

言語療法室の写真

言語療法室

私たちは人とコミュニケーションをとる際に、言葉だけではなく、身振り、手振り、表情を使ってコミュニケーションをとります。これらを利用したコミュニケーションが困難になった時行われるのが言語療法(Speech Therapy;ST)で、言語聴覚士(Speech Therapist;ST)によって行われます。

言語療法はコミュニケーション障害だけではなく、摂食、嚥下障害(食べ物が飲み込めなくなる障害)も対象となっています。というのも、話すときに使われる口唇や舌・喉は、食べ物を摂取するときにも使われる器官であるからです。コミュニケーション障害、摂食嚥下障害は、脳卒中や事故によって脳に損傷を受けたときや、筋肉や神経の病気によって口唇や舌・喉の運動能力に問題が生じたときに発生します。言語療法は、基礎的な訓練や応用的な訓練を行い、それぞれよりよい日常生活を送れるように援助していきます。

▼医療関係者向け情報▼

8.学術的業績

1)受賞業績

第115回日本循環器学会四国地方会(12月7日:高知)

中屋雄太:コメディカルセッション優秀賞

HFrEFとHEpEFへの急性期心臓リハビリテーションの効果の検討
中屋雄太、大木元明義、北岡裕章

2)論文報告

  1. 中屋雄太:
    循環器疾患を合併した症例の評価と治療プログラム立案.
    理学療法えひめ 2019;33:29-34.
  2. 中屋雄太、赤松正教、大木元明義、北岡裕章:
    急性非代償性心不全を呈した超高齢者への心臓リハビリテーション ~携帯型サイクルエルゴメータの早期使用~.
    高知リハビリテーション学院紀要 2019;20:21-26.

3)学会発表

(地方会)

日本心臓リハビリテーション学会第3回四国支部地方会(4月14日:高松)

  1. 余命宣告された慢性心不全患者に対し、外出の希望を叶えるために有効であった心臓リハビリテーション
    中屋雄太、赤松正教、大木元明義、北岡裕章
  2. 多頻度介入により卓球が行えるまで改善した心肺蘇生後の症例
    赤松正教

第45回四国理学療法士学会(11月23-24日:松山)

  1. 高齢急性心不全患者の短期予後にも運動耐容能は影響する
    中屋雄太、片山訓博、大木元明義、北岡裕章
  2. 高位頚髄損傷のリハビリテーション ~合併症を防ぐために多頻度介入を行った症例~
    赤松正教

第115回日本循環器学会四国地方会(12月7日:高知)

HFrEFとHFpEFへの急性期心臓リハビリテーションの効果の検討
中屋雄太、大木元明義、北岡裕章

(研究会)

第27回愛媛心臓リハビリテーション研究会(4月27日:松山)

  1. 急性非代償性心不全患者に対する介入研究の試み
    中屋雄太、赤松正教、大木元明義、北岡裕章
  2. 心臓リハビリテーション上級指導士を目指す方へ
    中屋雄太、赤松正教、大木元明義、北岡裕章

第28回愛媛心臓リハビリテーション研究会(11月9日、松山)

高頻度で再入院を繰り返す心不全症例 ~困ってます!!皆さんのご意見をお聞かせください~
赤松正教、中屋雄太、渡部勇太

4)座長

日本AKA医学会理学・作業療法士会第20回学術集会(7月14日:大阪)

西本和弘:一般演題

5)講演・講義等

日本心臓リハビリテーション学会第3回四国支部地方会(4月14日:高松)

中屋雄太:ミニレクチャー「急性非代償性心不全患者に対する包括的心臓リハビリテーション」

愛媛県理学療法士会第4回一般研修会(9月21日:松山)

中屋雄太:循環器疾患とフレイルの管理 ~評価と治療プログラム~