南予医学雑誌20巻
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 週2回,3か月の外来心臓リハビリテーションでプログラムを構成。ガイドラインに従い,自宅での自主訓練も含め,中等度の運動を週150分行うことを目標とした6)。内服状況として,アスピリン100mg,プラスグレル塩酸塩3.75mg,ビソプロロールフマル酸塩0.625mg,フロセミド40mg,スピロノラクトン25mg,エナラプリルマレイン酸塩2.5mg. 1)有酸素運動  CPXの結果から運動強度を35Watt,目標心拍数100 bpmとし,1週目は10分×2セットより導入した。2週目より20分へ延長,8週目より運動強度を40Wattへ増加,9週目より45 Wattへ増加させた。2)レジスタンストレーニング  Rating of Perceived Exertion:chest 12/leg 12を上限7)とし,重錘2.5㎏より大腿四頭筋,腸腰筋を中心に行い,パフォーマンス向上目的にスクワット,カーフレイズを行った8)。 等尺性膝伸展筋力体重比(右/左)は,0.72/0.70kgf/㎏へ増加,Timed Up&Go testは5.2秒へ改善,6分間歩行は540 mへ増加した(表1).CPXではAT V・O2 16.8ml/min/kg,Peak V・O2 24.4 ml/min/kg, Peak O2 Pulse 10.0 ml/beats, V・E vs. V・CO2スロープ 21.2,ΔV・O2/ΔWR 10.9ml/min/wattと大幅な改善を示した(表2)。外来心臓リハビリテーション外来心臓リハビリテーション最終日:3か月目-46-南予医誌 Vol.20 No. 1 2020(図1)心肺運動負荷試験3)自主訓練  退院前CPXの結果に基づき,時速3.0㎞での歩行を20分,週3~5回行うように指導した。4)自己管理  飲水量や塩分摂取に対し指導を行い,尿量の変化,体重増加,労作時息切れの増強などを認めた場合は運動を中止し受診することとした。

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