南予医学雑誌20巻
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 総胆管結石に対して、内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)下の内視鏡治療による砕石術が広く行われているが、積み上げ結石や巨大結石などの治療は困難であることが多い。近年、デジタル型経口胆道鏡 SpyGlass DSが販売され、使用可能となった。SpyGlass DSは総胆管結石に対して電気水圧衝撃波(EHL)を用いることで直接結石を視認して砕石することが可能である。全国的にも導入されている施設は少なく、その有用性や安全性についての報告は少ない。今回我々は通常のERCPで治療困難な総胆管結石症例にSpyGlass DSを用いて結石除去を行った症例を経験したので報告する。受稿日 令和1年11月25日受理日 令和1年11月28日連絡先 〒798-8510 愛媛県宇和島市御殿町1-1市立宇和島病院 消化器内科 大野芳敬市立宇和島病院 消化器内科要    旨Key Words:総胆管結石、デジタル型経口胆道鏡、積み上げ結石、巨大結石大 野 芳 敬,沼 田 結 希,岡 田 正 也,矢 野  怜,奥 嶋 優 介,上 杉 和 寛,多 田 藤 政治療困難総胆管結石に対するデジタル型経口胆道鏡下治療の有用性原   著-30-南予医誌 Vol.20 No. 1 2020

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