南予医学雑誌19巻
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情家:なんよだより南予医誌 Vol.19 No. 1 2019-85-(図13) 災害後の様子A:土砂崩れにより倒壊した民家B:土砂で詰まった排水溝の整備C:重機を使用しての土砂撤去作業D:海水を使用しての洗浄作業E:台風被害に対応する団員F:団員とともに活動する消防車 私たちは,その後も自治会と連携を取り合いながら復旧活動を継続していった。また復旧活動以外でも,災害以降台風や雨による出動は例年よりもはるかに増加しており,平成最後の夏は大変過酷なものとなった(図13)。 消防団は次のような特性を有している。◦  地域密着性:構成員の多くは地域住民である。◦  要員動員力:団員数は,全国で85万331人(平成29年4月1日現在)と,常備消防の5倍の人員である。◦  即時対応力:日頃から教育訓練を受けている。

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