南予医学雑誌 第18巻
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南予医誌 Vol.18 No. 1 2017-83-   モノローグ  市立宇和島病院のランチョンと教育研修 林   正 俊 市立宇和島病院 教育委員会 (南予医誌 2017;18:83-85.) H29年12月をもって市立宇和島病院で10年余り続けてきたランチョンが大きく姿を変えようとしている。 H16年に初期臨床研修システムが動き始めて,当院でも初年度2名の初期研修医が研修を開始することになった。その研修医を教育するために,市立宇和島病院の教育研修の仕組みをしっかりしたものにしたいと,同年7月の医局幹部会でジャーナルクラブを病院として立ち上げることができないかと提言した記録が残っている。もちろん各診療科では独自で様々な研修や勉強会を行っている。が,病院として各診療科の垣根を超えた勉強会を創ることができないかと考えたわけである。同年12月の医局幹部会で,当時の院長である市川先生から,既に動いていた「臨床研修プログラム委員会」以外にも教育委員会を組織したいとの発案がなされ,それを受けた形で,当時臨床研修の責任者であった小生が,教育委員会の委員長として当院の教育研修の仕組みを検討することになった。翌年(H17年)2月の同会で「教育委員会」の傘下に初期研修医の教育研修を預かる「臨床研修プログラム委員会」と病院の様々な職種も対象として教育研修を扱う「教育研修検討委員会」を組織した。 H16年7月にジャーナルクラブをと考えてから数か月色々と模索した結果,翌年3月に何とか水曜日の昼休み時に昼食を食べながら勉強するという水曜ランチョンを開始することができた。これには当時副薬局長であった影山さんが協力してくれて,薬局に設置した申請書に参加希望メーカーが,希望の日時に自社の名前を記載するという方式で始めたものである。ランチョンということでメーカーは簡単な昼食を準備してくれ,それを食べながら各企業の製品受稿日 平成29年10月31日受理日 平成29年11月6日連絡先 〒798-8510 愛媛県宇和島市御殿町1-1 市立宇和島病院 教育委員会 林  正俊

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