南予医学雑誌 第18巻
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南予医誌 Vol.18 No. 1 2017-58-(図3)病理初見間質成分の細胞密度、細胞異型は高度で核分裂像を多く認め、悪性葉状腫瘍と診断される。(図4)臨床経過と9ヶ月の平均生存期間が得られた3)。悪性葉状腫瘍の遠隔転移に対する薬物療法として,AI療法は1st lineとして治療されることが多いものの,基本的に入院治療となり有害事象も強い。また,アントラサイクリン系抗がん剤治療を含む少なくとも2レジメンの前治療後に増悪した,進行または再発の軟部肉腫を対象とした309試験4)の全生存期間において,エリブリン(中央値:13.5ヶ月)は対照薬であるダカルバジン(同:11.5ヶ月)に比較して統計学的に有意な延長を示した(HR0.77, p=0.0169)。
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