南予医学雑誌 第17巻
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南予医誌 Vol.17 No. 1 2016-9-   原   著要旨 当院の糖尿病教室は昭和54年管理栄養士1名で開始した。チーム医療として各職種が常時関わるようになったのは2003年からである。糖尿病専門医を中心としたチームが発足して糖尿病教室の開催数増や,夜間教室実施,患者会活動が開始され,糖尿病週間行事(ブルーライトアップうわじま)開催に繋がった。また糖尿病療養指導士有資格者の増加や,院内の多様な職種の講師による講義を取り入れたことなどから,教室内容の充実が図れ参加人数が増加している。外来の継続参加者が多く,2015年度2回以上継続参加でHbA1cのデータがある10人を抽出しHbA1cの推移をみたところ,平均6.9%で7%未満の割合が70%と,当院の糖尿病患者の60%代と比較して良好であった。  (南予医誌 2016;17:9-15.)Key Words:糖尿病教室,チーム医療,糖尿病療養指導士,HbA1c チーム医療による糖尿病支援の効果 山 崎   幸1),岡 崎 真由美1),西 本 幸 恵2), 川 口 ミサト3),上 崎 禎 子3),藤 田 聖 人4), 赤 松 金 平5),江 口   透6),宮 内 省 蔵7) 1)市立宇和島病院 食養科    2)市立宇和島病院 臨床検査科 3)市立宇和島病院 看護部    4)市立宇和島病院 薬局 5)宇和島市立津島病院 検査室  6)下関市立市民病院 内科 7)市立宇和島病院 内科受稿日 平成28年7月21日受理日 平成28年9月9日連絡先 〒798-8510 愛媛県宇和島市御殿町1-1 市立宇和島病院 食養科 山崎  幸

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