南予医学雑誌 第16巻
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岡、他:ロボット支援腹腔鏡下前立腺全摘術:当院での初期例南予医誌 Vol.16 No. 1 2015-17-(写真6)尿道離断中り離す。カメラポートから前立腺を取り出し閉創する。術後2日目でドレーンを抜去し,5日目に膀胱造影で確認後,尿道バルーンを抜去している。尚,リンパ節郭清はD’Amico分類による低リスク群では施行せず,中リスクでは閉鎖リンパ節郭清を,高リスク群では症例により拡大リンパ節郭清をしている。<評 価>手術時間,出血量,病理学的項目,禁制について検討を行った。結果 当院では2010年7月からLRPを導入した。導入当初は困難症例ではRRPを選択していたが,徐々にLRPの割合が増えていった。2014年7月にda Vinci稼働後は完全にRALRPに移行した(図2)。患者背景を(表1)に示す。コンソール時間(da Vinciでの手術時間)(図2) 当院における術式の変遷

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