南予医学雑誌 第16巻
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南予医誌 Vol.16 No. 1 2015-14-(図1)本邦でのRALRP実施件数2015年6月末までに35例のRALRPを施行したので,そのうち初期30例について報告,検討する。対象と方法<診断> PSA高値あるいは直腸診で前立腺に結節を認める症例に対し前立腺生検を勧めた。生検施行前にMRIを撮影した。病理診断が確定した後に臨床病期診断のためCT,骨シンチを撮影した。手術適応は前立腺限局癌(cT1c-T3N0M0)で,10年以上の余命が見込める症例(おおむね75歳以下でPerformans Statusが良好な症例)とした。導入初期には前立腺体積の小さい(写真2)ペイシェントカート:患者さんにドッキングしたロボットアーム

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