橋本、他：小網原発GISTの1例南予医誌 Vol.15 No. １ 2014－89－症 例 症 例：61歳，女性 主 訴：なし 現病歴：健診で胆石を指摘され，2004年11月29日に当院を紹介受診となった。特記すべき自覚症状はなかった。 既往歴：17歳，虫垂炎手術 家族歴：父-胆嚢癌で死去 来院時現症：身長 151.7㎝，体重46.9 ㎏，血圧 118/74㎜Hg，脈拍68回 /分 整，体温36.0 ℃，意識清明，眼瞼結膜に貧血なし，心音・呼吸音は異常なし，腹部は平坦，軟。圧痛なし。下腿浮腫なし。神経学的異常所見なし。 来院時血液検査：血液一般および生化学検査は特記事項なく，CRPも陰性，CA19-9， CEAも正常域であった。 腹部超音波検査：（図１，ａ）胃，肝臓，膵臓に近接した長径20㎜大の内部均一な（図１） 初診時画像検査（a）腹部超音波検査 胃，肝臓，膵臓に近接した長径20㎜の内部均一な低エコー域を認めた。（b）腹部造影CT検査 胃，肝臓，膵臓に近接した，辺縁明瞭・内部均一低吸収で造影効果 のない20㎜大の腫瘤影を認めた。ab
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