南予医学雑誌 第15巻
37/132

清村、他:当院における全腹腔鏡下子宮全摘術南予医誌 Vol.15 No. 1 2014-35-固したのち切断する。⑧  膣壁切開:Koh Cupに沿ってモノポーラーで切開し子宮を切離する(図6A)。周囲への熱損傷防止のため, ピュアカットで行なう。または, 超音波凝固切開装置(ソノサージ)を使用する。⑨  子宮の回収:膣より回収する。一塊で回収できない場合は, 子宮の分割やcor-ingを行ない回収する。⑩  膣断端の縫合:0号V-LocTM180にて連続縫合を行なう(図6B)。⑪  骨盤腹膜の縫合:2-0バイクリルで連(図2) トロカー位置4個目のトロカーは(×)のいずれかを用いる。(図1) Koh colpotomizer system (A) Koh CupとColpo-Pneumo Occluderを合体させ装着。 (B) 膣円蓋部に装着したKoh Cupを頭側に押し上げることにより膣壁、基靭帯切開線である膣円蓋部は尿管より離れる。

元のページ  ../index.html#37

このブックを見る