南予医学雑誌 第15巻
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兵頭、他:胸部X線撮影条件の検討南予医誌 Vol.15 No. 1 2014-23- 自動露出機構とは,X線量が露光に適正な量となったときに曝射を停止する機構であるので,同一条件,同一ファントムを用いて自動露出機構を用いた場合の撮影時間を撮影室1~4で比較した。その結果,撮影室による差はみられなかったため,S値に変化があったのはX線量による影響ではないといえる。このことからESDの算出過程に原因があるのではないかと考えた。c)撮影室別の検討 撮影室毎のSESD-10のESD算出過程について分析するため,撮影室別のESDとBMI,S値とBMIそれぞれの関係について(図4a,4b)に示す。(図4a) ESDとBMIの関係(図4b) S値とBMIの関係 00.20.40.60.811.21.41.61.821020304050ESD[mGy]BMI撮影室1撮影室2撮影室3撮影室4図4a. ESDとBMIの関係 図4b. S値とBMIの関係 1001502002503003504004505005506001020304050S値BMI撮影室1撮影室2撮影室3撮影室4

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