南予医学雑誌 第15巻
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兵頭、他:胸部X線撮影条件の検討南予医誌 Vol.15 No. 1 2014-19-(表1) C(kV)計算結果(図1) 線量と管電圧の関係結果および考察1) C(kV) 校正用線量計を用いて測定した平均実測値D,ESD計算値,校正後のC(kV)の値を(表1)に示す。また,DとESD計算値の管電圧による変化を(図1)に示す。 (図1)より使用する管電圧を高くするとエネルギーの大きいX線が発生し,Dはほぼ直線的に変化した。使用している線量計が半導体線量計のため,Dは照射線量を示している。一方ESD計算値は管電圧が高くなるにつれて曲線的に増加し,ESD計算値とDの差は大きくなった。これは管電圧が高くなると発生するX線のエネルギー強度が上がることが影響した。高エネルギー 0100020003000400050006000405060708090100110120130140150線量[μGy]管電圧[kV]ESD計算値平均実測値D図1. 線量と管電圧の関係撮影管電圧[kV]平均実測値D[μGy]BSF(kV)ESD計算値[μGy]校正後C(kV)[mGy/mAs]40271.00.763355.217850529.40.754702.135160755.60.73410295157010240.72114207108013050.71318309159016260.7082297114810019630.7042788139411023630.6993381169012027780.6973986199313031670.6944563228214035760.6935160258015038910.69655912795

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