南予医学雑誌 第14巻
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南予医誌 Vol.14 No. 1 2013-105-食事内容改善への情報収集、患者個々に対応した食事形態や量を見極め喫食率の向上を目指し、食材料の無駄を削減する。事務部門11.臨床研修係設立からこれまでの取り組み (岩村正裕) 当院は2003年4月1日に厚生労働省より基幹型臨床研修病院の指定を受け、2004年度から新制度での初期研修医の受入を開始しました。新制度で導入したマッチング制度により、研修医の一局集中化が年々進んでおり、当院においても減少が徐々に見られ始めました。ピーク時の平成20年度に8名の初期研修医を受け入れていた当院でしたが、平成21年度研修医のマッチ者数が1名、翌年度が2名という状況を踏まえて、これまで医事課で兼務としていた臨床研修業務について見直しを行い平成22年度より臨床研修係を創設。専任職員1名と兼任職員1名体制で業務に取り組み始めました。12.市立宇和島病院におけるDPCの現状 (谷脇広樹) 平成22年7月1日より市立宇和島病院におけるDPC/PDPSによる診療報酬請求が、開始となりました。DPC/PDPSとは、一疾患一入院の考えにより分類される分類法を用いた支払制度のことであり、平成15年に大学病院、2ナショナルセンター、特定機能病院82病院から始まりました。平成24年度では1,505施設が対象病院となり、病床数では479,539床が対象となりました。平成22年調査において一般病床は903,621床であることから、約53.1%の一般病床がDPCとなり、入院医療の評価においてはマジョリティとなったと思われます。

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