南予医学雑誌　第13巻　第１号

75/84

竹林:なんよだより南予医誌 Vol.13 No. 1 2012-73-任の人がいた。クロム硫酸などで白衣は穴だらけのボロボロ,染色液で汚れ放題,これが当時のやり手技師のファッションだっとても若くフレッシュな検査室であった。すべてが用手法のこの時代は,ピペット,ビーカー,試験管など洗い物が多く洗浄専(表1)当時の市立宇和島病院規模総病床数500床(結核病床 120含)診療科内科・外科・婦人科・泌尿器科・皮膚科・小児科整形外科・耳鼻科・歯科・眼科医師数23名1日平均外来患者数816.7人ベッド利用率120%検査科職員数検査技師 14名(男6、女8)技 術 員 7名労 務 員 1名(表2)宿日直スタート時の検査項目・測定法検 査 項 目測 定 法検尿糖、蛋白、ウロビリノーゲン、沈渣検便潜血検血Ht、Hb、WBC、(RBC)血液型ABO式、Rh式クロスマッチスライド法出血素因出血時間、プロトロンビン時間髄液糖、蛋白、細胞数、パンディ心電図ガス分析PH、PCO2、PO2(ILメーター)Na・K日立205炎光光度計CL滴定法BUNユニグラフ法血糖デキストロスティックス法GOT・GPTモノテスト(ギルホード比色計)血清蛋白日立蛋白計総ビリルビンB・Hメーター(ベビーのみ)アミラーゼアミラーゼテストアンモニア化学検査担当者のみ実施(他は検体処理のみ)妊娠反応ゴナビス・スライド法その他以上の項目以外でも、担当者の専門分野で緊急の場合は実施

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer9以上が必要です