南予医学雑誌 第18巻
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南予医誌 Vol.18 No. 1 2017-45-  災害拠点病院病棟看護師の地震に関する 知識・意識調査   原  著受稿日 平成29年9月13日受理日 平成29年9月29日連絡先 〒798-8510 愛媛県宇和島市御殿町1-1 市立宇和島病院 看護部 藥師寺直美 藥師寺 直 美,松 本 美 佐,塩 﨑 晃 世,金 谷 美 香 市立宇和島病院 看護部 7西病棟 看護師要   旨 市立宇和島病院は災害拠点病院であり,災害時には多くの患者を受け入れる体制を整えておく必要がある。年に1回防災訓練を行っているが,活動が身につく人数は限られ,災害が起きた時にどれ程の対処ができるのだろうかといった不安を感じている。そこで病棟看護師を対象に,リーダー経験者や訓練参加の有無で防災に関する知識・意識に違いはあるのかについて調査を行った。その結果,訓練に参加した夜勤リーダー経験者はマニュアル既読と役割理解があったが,全体的に自主参集命令の正しい震度やライフラインに関する認識が低いことがわかった。今後,全員参加型の訓練や講習を繰り返し行う必要がある。 (南予医誌 2017;18:45-49.)Key Words:夜勤リーダー経験者・訓練参加・自主参集命令の震度・マニュアル

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